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横林大々のブログ

小説家、横林大々のツイッターアカウントです。こちらでは横林の宣伝や雑記を掲載します。

公開即興小説イベント『15分から30分くらいで即興小説を完成させる場②』、無事終了しました。

イベント

  

即興小説を公開で書いてお客さんに披露するイベント『15分から30分くらいで即興小説を完成させる場。②』無事終了しました。

 

素敵な空間を提供してくれた「Variety Kyoto」のスタッフさんに加え、今回は『宝亭お富』さんという素晴らしいゲストにも来て戴き前回以上に盛り上がる内容をお届け出来たのではないかと思っています。

 

お越し戴いたすべての皆様、本当にありがとうございました。

今回のイベントが少しでも心のどこかに残ってくれていれば幸いです。

 

 

 

ここからは詳しい内容についての書記。

  

前回のイベント↑から数日が経過し、楽しかった余韻と共に横林は次回への課題について考えていました。

「客を呼ぶイベントを、このような緩さで行っても良いのだろうか」と。

もちろん、ここで2000円をお客さんから取る、とか言ったら「おめえ日本経済舐めんなや」と怒鳴られそうなものですが、料金体系は無料カンパ制。とりあえず僕と言う人間と僕と言う人間が作る作品に触れて頂く機会を少しでも増やすために始めたイベントなのです。

しかし、それにしたって、この『即興』というイベントに大きく横たわる装置はお金を取るのには不向き。いや、この場合はお客様が、というより僕自身の問題なのですが。

前で書いている内に「え、90分も時間を奪えるほどのものが、今自分は書けているのか?」とか考えるとプレッシャーバースト。キーボードを叩く手が震えます。

 

そこで、考えたのが「きちんとした作品も提供する」という二部構成のスタイル。

一部では前回同様の即興小説を、二部では新たに、かっちり作り込んだきちんと満足してお客さんに帰ってもらえるような作品をあらかじめ準備しておく。

そうして思いついた二部に披露する作品のスタイルが『朗読劇』だったのです。

 

横林大々という名前で活動する何年も前、実は京都や大阪で脚本家を名乗っていた時期があったのですが、その時に朗読劇の脚本を何本か執筆していました。

内容も、まあまあ評価されていたので、それを二部に持ってくれば安泰だろう、と。

 

そこで白羽の矢が立ったのは『宝亭お富』さんという京都で主に活動をされている女性でした。

 

 

 

ある晩。

京都は三条のカフェにて会合。お相手は宝亭さん。

慣れないカフェで僕は思い切って本題を切り出します。

 「僕のイベントに朗読劇を読むゲストとして出てくれませんか?」と。

 人生で初めて口から出した言葉。めっちゃ緊張。

 宝亭さんが、京都で主に落語の活動を行っている方なのですが、以前に二回ほど朗読劇の脚本を提供しておりまして、「朗読劇をしてもらうなら宝亭さんしかいない!」と思いお誘いしました。

 

そうして今回の朗読劇の脚本を説明。

タイトルは『野武士とB』。実はこれ、かつて宝亭さんに提供したものの不都合が重なって座礁した脚本と同タイトルのもの。

僕は「出来れば、この機会に日の目に浴びさせたい」と思い、身振り手振りを交えてジェスチャ―。

見事に「面白そう」という言葉を宝亭さんから頂く。

 

宝亭さん「で、料金設定は?」

横林「無料カンパで」

宝亭さん「人が良すぎるよ、バケツさん」

そこからはイベントをやる上での心得や、シビアな話などを踏まえたうえで「(冗談っぽく)この借りは高くつくでー」と言われながらの交渉成立。

イベントを行うと言う事に対して少し真剣にならなければならないなあと思わされた瞬間でした。

 

 

でも、僕は決定した瞬間に内心ガッツポーズでしたよ。いや、本当に。

宝亭さんは落語をやっているというのもあるのかもしれませんが、僕の「こうしてほしいなあ」という意図を汲み取って読んで下さるんですよね。

 

声が可愛いとか、関西弁が上品とか、毎回衣装を凝ってくださるとか(今回は朗読劇の都合で女子大生風の格好をして下さりました。眼福。)、あとは、下ネタがOKなところとか。あとは人柄に毎回救われてます。

相性がいいと言うのは、僕も確かに感じている部分です。

高くついた借りは何処かで返すつもりです、お人よしなんです、僕。

即興小説の朗読、そして、即興朗読劇『野武士とB』の成功には間違いなく宝亭さんの力がありました。

 

この写真、最高じゃないですか? 

 

 

 

話は前後します。しかし、ここからが前回の時に感じなかったプレッシャーの重さでした。

宝亭さんは僕にとって目上の方に当たります。そんな方をゲストに呼んで三日くらいで急募した一回目イベントよりも来場者が少なかったら……

 

何度も開く予約フォーム。何度見たって予約人数は四人。

前回は七人。三人も下回っている。

必死の宣伝。

だけどイベントやら行事やらで断られる断られる。

(これも宝亭さんからアドバイスを頂きましたね。人が集まりそうな時にイベントはしないと、と)

思いましたよね。

「あ、一回目は奇跡やったんや。二回目は流石にもう、ないんや」と。

 

開場を貸して貰う「Variety Kyoto」さんにも迷惑がかかって終わって行くんだ。

 二度目の無茶なお願いなのに、客来ずでフィニッシュ、と。

 僕にはイベンターの才能が無い。それが二回目のイベントの一番の感想です。

だれか今後、代わりに立案してくれる素敵な人はいないでしょうか。(いません)

 

でもまあ、最後はこういう風に言って下さっているだけ、良かったなあ、と思っています。玉木さん(Variety Kyotoの主催者)が、あんなに褒めてくれるのは初めてぐらいだったんじゃないかなあ。

 

大阪から来場された方は、開場を「くつろげる家みたいなスペースで良かった」と褒めてくださいました。いや、しかし、あのイベントは、あの開場あってこそのイベントなんです。本当に。あの、素敵な空間があって、はじめて成立する。

 

今回も前回同様、いろんな方に助けられてイベントが実現した。それを僕は、感謝してもしきれないです、本当に。

 

 

イベント当日の来場者は、なんと前回を上回る10名のお客様!

開場のキャパや内容と合わせても本当に丁度良い客入りだったと思います。

 

ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 

他にも前回同様「行けないけど頑張って」と声を掛けてくれたり、SNSで拡散してくれる人たちがいたりと、本当、皆様に助けられてイベントが実行できたと思います。

中にはシュークリームの差し入れを持ってきてくれたりした人もいたりして。

 

幸せ者だよ、本当。

 

 

 

以下、イベント第一部『即興小説』より、お客様から頂いたお題とジャンル一覧。

 

 

○開場前

 

・お題「離婚」

ジャンル「SF」

(この作品、電源が消えてデータが飛んでしまうと言うハプニングに見舞われる。出だしから朗読しようとしていた作品にも関わらず、いきなり消えると言う波乱の幕開けとなりました。エネゴリ君だけ結婚式に呼ばれなくて花嫁に同級生が「どうしてエネゴリくんを呼ばなかったんだ」と詰めよる、みたいな内容だったのに)

 

・お題「おこめ」

ジャンル「ファンタジー」

(これを宝亭さんに一発目に読んで貰いました。炊けたお米が炊けてないお米に殺される話。宝亭さんに謝ろう)

 

・お題「タイムスリップ」

ジャンル「セカイ系(世界が滅んだあと)」

「タイムスリップして、世界が崩壊する前に戻るんだ」
「いや、無理だよ」

「なんで」
「いや、俺、糖尿だから」

「お前、世界の危機と糖尿、どっちが大事なんだよ」
「圧倒的に糖尿だからな」

「お前、いいから行くぞ」
「ちょっと待てよ、お前、最近の交通事情しってるか?春の交通規制でめっちゃ時空警察が動いてるらしいぞ」

「めんどくせえなあ」
「特に、二段階右折がめんどくせえ」

二段階右折?」
「そう」

「それ、何?」
「お前、知らないの二段階右折

「必殺二段階右折
「違うから、そんな格好いいもんじゃないから二段階右折二段階右折するっていう交通ルールだから」

「なんで、二段階なの?」
「いや、なんでって言われたら分からないけど」

「三段階でもいいじゃん」
「三段階じゃだめでしょ。」

みたいな。

 

 

○開演後

 

・お題「ネクタイ」

ジャンル「ホラー」

(この辺りから勢いがついてきたような気がします。働きたくない父親がネクタイを日に日に鋏で短くしていくホラー)

 

・ お題「ノート」

ジャンル「サスペンス」

(こちらは演劇部の高校生三人による三角関係の愛惜。宝亭さんから聞いた初恋の話をオマージュに。これは後で本気で謝りました。一番のサスペンスでサイコパスは僕です)

 

・お題「海」

ジャンル「ナンセンスギャグ」

(下品なネタだったので、割愛。でも一番受けてた気がする。あと、やっぱりトータルで見ても、宝亭さんに凄いものを読ませているなあと思いますね。腎臓をいくつ売れば許して貰えるのだろうか)

 

 

 

で、なんです!

僕は、ここからの事を書きたい!

というか書かなければならないでしょう!

 

第二部に準備していた、即興朗読劇『野武士とB』がね。

大好評だったんです!!

 

いや、もともと即興小説と対をなすような、かっちりしたものを作ろうという魂胆だったのですが、それにしてもあんなに褒めてもらえるとは思って無かったなあ。

 

ちょっと凄く褒められちゃったので詳しい記事は、こちらからどうぞ。


(そんな『野武士とB』全文をネット上で公開していますのでお時間ある方は是非一読を)


 

 

 

イベントは無事に終了。

関わってくれた皆様、本当にありがとうございました。

 

イベントは、しばらくはお休みにして、反省点を踏まえてパワーアップして再び戻ってきますね。

 

以上、『15分から30分くらいで即興小説を完成させる場②』の終了報告と、その感想でした。