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横林大々のブログ

横林大々のブログです。作家になるのが目標。こちらでは横林の宣伝や雑記を掲載します。

即興朗読劇『野武士とB』のあとがき&本編公開

 

 

 


前回、こんな記事を書きました。で、イベントの第二部の即興朗読劇『野武士とB』が好評だったって話を綴るだけ綴って終わりだったので、ここできちんと即興朗読劇『野武士とB』のあとがきを書かせてください。

 

 

 

前回記事でも書きましたが、そもそも、この作品は一度企画が立案されたものの諸々の事情が重なって一度座礁した作品でして。それをもう一度作品として日の目を浴びさせたいと思ったのが今回の構想の初期段階でした。

 

しかし、一度座礁した方の、いわゆる原本の作品は作品として幾つか致命的な部分があって(謎の魔法少女出てくる設定とか)、『野武士という大学教授が出てくる』『教授の元に女子大学生が単位をせがみに来る』という内容以外はすべて一新しました。加えて、前回の内容がコント脚本のようなものだったのに対して、今回の脚本は朗読劇という体裁でなければならない。(というか、演者として僕も出演するので、役者役者したことは出来ない)(だいたい、僕が朗読劇の演者として舞台に出るということがそもそも初めてでして)(本当、共演してくれた宝亭さんの足を引っ張らないようにだけ必死でした)

 

そこで生み出したのがメールの内容を読むという体で繰り広げられる朗読劇。京都学習院大学教授の野々村こと『野武士』、そして名前は名乗りたくないという同大学の『経済学部総合国際政策学科四回生の女子』が、野武士の『とあるミス』をきっかけに物語を展開していく。起は完璧です。そう、起は。それは僕のいつものパターンでした。逆に言えば起から先が尻すぼみになることも、いつもの僕のパターンだったのです。そう、これまでは。

 

 

 

みなさんは、私横林の拙作『ひとり、きょうだい。』をご存知でしょうか。

この作品は「半分実話半分虚構」という触れ込みで展開している小説で、ここに出てくる『ラージ』という主人公は、こんなことで悩んでいます。「物語の結末を上手く考える事が出来ない」この『野武士とB』も正に、そんな形で序盤の流れは上手にできたのですが、後半からの流れをどうするかで悩みます。こんな考え事もそれこそ10年くらい繰り返しているもの。

 

そんな事を悩みながら机上で悩んでいた時に流れた来たのが、この二曲でした。

清竜人25の『Will♡You♡Marry♡Me?』

セーラームーンエンディング主題歌の『乙女のポリシー』

 

加えて、もろもろの断片。

・数学のファイル。ビフォー。

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・アフター

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・エロいサイト。

・四天王。

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・昔の作文。

 

それらのピースが、そこからは、もう、本当に気持ち良く、それこそパズルのようにはまっていき、展開が閃いて行きまして、あれよあれよという間に作品が完成しました。色々物語を書いてますが、今回ほど気持ちよく執筆出来て「あ、これはいけるかも」と思った事はありませんでした。(脚本が完成した段階で「これだけでもイベントとして成立させられるな」と思ったくらいです)

 

 

 

ここで、あとがきという体裁をとりつつ自分語りをさせてもらうと、かつて自分は、『暗い話』に固執する時期と、その反動で逆に『明るい話』を書こうとしていた時期があって、必ずそのどちらかでなければいけないという謎の使命感と共に思春期や大学時代を過ごしてきたように思います。おそらくそれが『作家性』とか『作家の色』であるとかと勘違いしていたのでしょう。

 

だけど、この『野武士とB』という作品を完成させた今はこう思います。「別にどっちを書いてもいいんじゃないか」と。それこそ面白ければ展開に行くのならジャンルもカラーも関係ない。結果がすべてなんじゃないかなあ、なんて。今は、どんな内容であっても「おもしろかった」と言ってもらえればそれで十分だ。そんな風に考えています。

 

(ただ、言わせて貰うと、この『野武士とB』って作品は、自分が書きたかったジャンルの到達点になったと思います)

 

 

 

加えて今回は宝亭お富さんという素晴らしい演者の効果も相まって(僕は宝亭さんの関西弁と品の無い言葉に品を持たせる力が本当に好きです)、朗読劇として素晴らしいことになっていましたね。

 

以前から何度もお世話になっている方なので、本当朗読に関しては不安は一切ありませんでした。(リハーサルで読んで貰ったらやっぱり予想以上のクオリティで読んでくれました)(むしろ僕が足を引っ張るんじゃないかとずっと不安だった。)

 

だから宝亭さんのパートに関しては楽しみしかなかったし、あんなすばらしい掛け合いをさせてもらえて本当に幸せでした。

 

特に終盤とラスト付近の掛け合いは楽しかったです。 ああいうのをいつか演劇でやりたたいと思いながら実現できなかったので、今回朗読劇で出来たのは幸せ以外の何者でもありませんでした。

 

 

 

あとは『即興』朗読劇だったのでお客さまから頂いたワードを脚本の中に当てこんで朗読劇を行ったのですが、とあるワードが内容にガチハマりしまして、そのワードを頂戴した時に、僕は思わず笑ってしまいました。

(そのワードはご来場して頂いたお客様だけの秘密という事にさせてください)

 

 

 

さて!

そんな即興朗読劇『野武士とB』

 

インターネット上で無料公開する運びとなりました。

イェーイ!大サービス!大サービス!!

 

詳しくは下記リンクよりお楽しみください。

開場に来られた方は「ああ、こんな脚本だったんだ」と思い出して戴き、来れなかった方は「なるほど、こんな作品を朗読していたのね」と思って戴けると幸いです。

 

是非チェックしてくださいね。

 


 

 

次回以降のイベントにも、もし可能であるなら即興朗読劇は入れておきたいけれど、正直今回ほどのクオリティのものが出来る自信はありません。

 

だけど、あの二人の事を考えたり、まさか感想を貰えると思っていなかったようなお客さまからの感想を頂戴したりしていると、「次はどんな朗読劇を作ろうか」という気持ちになるのも事実です。

 

次回以降のイベント開催も未定なので、是非、ゆったりとその時が来るのを待ってい戴ければなあ、と思います。

 

 

 

以上、即興朗読劇『野武士とB』の、あとがきでした。